赤毛のアン

「赤毛のアン」が村岡花子さんの訳で、日本に紹介されて50年以上たったそうです。私が初めて読んだのは小学生の時。
←その時に買った本。手垢でかなり汚れてます。昭和41年12月10日第1刷発行、講談社。360円。その時はシリーズで5巻までそろえたようで、今手元にあります。

その頃の大の仲良しは,真理ちゃん。(真理ちゃんは大の文学少女。転じて国語の先生になりました)真理ちゃんと二人して、夢中になってこのシリーズ読んだものです。
Annがマリラおばさんに「Eのついたアンで呼んでね、Annはひどく感じが悪いけど、Anneの方はずっと上品にみえるわ」と、頼み、晴れてANNEになるシーンがあります。このシーン、私達のかわいい乙女心をふるわせちゃいました。早速、真理ちゃんは、MARIの最後のIをYに代えて、MARYって呼んでね、といい始めました。すぐその世界に入っていける私は全面支援(???)お手紙渡す時(ほら、小学校の頃よくやったでしょ、女の子同士のお手紙ごっこ。)『MARY』へ、って書きました。腹心の友ごっこもしてましたし・・懐かしい思い出がいっぱいです。

『赤毛のアン』シリーズの一番の魅力って何でしょうか?読む人によって様々な、答えがあると思います。昭和41年刷の『アンの幸福』の解説で、訳者の村岡花子さんが、こう書かれてます。
≪私達は「平凡」という事を馬鹿にするけど、本当に平凡な生活を生き抜くのには、非凡な技術を必要とする、どんなことにも、おもしろさを発見していくことは、たいした才能だ、そういうふつうのことを感じさせるのがアンの物語の力…≫という内容。
私にとってのアンの魅力も、まさに、そこです。だからいつ読んでも心に響くし、飽きないのだと思います。
村岡さんの日本語の美しさも、すばらしいものです。

←文庫本で持ってるシリーズ10冊。

赤毛のアン
アンの青春
アンの愛情
アンの友達
アンの幸福
アンの夢の家
炉辺荘のアン
アンをめぐる人々
虹の谷のアン
アンの娘リラ

昭和41年に買った5冊。

←この三冊も大事な愛蔵版。
「赤毛のアンの手作り絵本」
T少女時代、U青春編、V夢の家族編
これはむかーーし、長男出産直後に買いました。アンの数々のエピソードにあわせて、お料理や手作り小物が紹介されてます。まだ20代で、いい妻,、素敵なママになりたい!!とけなげに思ってた私・・・そんな私のバイブルでした。3冊で7500円だったから(20数年前には大金よ)、若い夫婦の財布にはかなり負担で考えに考え抜いて池袋西武の本屋で買った事覚えてます。

これは、アンがアラン夫人のエレガントなお茶会に招かれた所。きっとこんなすてきなお茶の時間過ごしたんだろうな、という想定で作られたケーキです。

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