2005.3.17
このところ、記録をするのをさぼってたら、何を読んだのか・・かなり忘れてしまいました。最近は薔薇に興味を持ってるので園芸関係の本も色々読みました。
佐藤愛子 「血脈と私」以前「血脈」3巻夢中で読みました・・・佐藤愛子さんの本は、若い時随分読んだものです。
以前、彼女の自叙伝、テレビドラマにもなりましたね(相当昔)雑誌、ノンノに掲載されてた「娘と私」も
面白く読んでました。お嬢さんの響子さん、今どうされてるかしら・・・。この「血脈と私」もちろん、
昔からの愛子節は健在でした。
津島佑子 「風よ空駆ける風よ」家族といえども、戦いも屈折もある。女の人生、生きていくのも大変だ・・・
小川洋子 「凍りついた香り」特殊な才能を持ってる人間の哀しさ、切なさ、苦悩・・・・よく伝わってきます。
だからといって結局は平凡が一番幸せよね、なんて凡庸な言葉では片付けたくないですが・・・
数学、香水、スケート・・・何のつながりがなさそうなものが次々現れて、どんどんひきこまれていきます、
そこに、現実の生活の中にはありえない世界をあえて使うことで心理描写がよくなされてて
(孔雀使いは深層心理追求の小道具?)、スパイスに切なさ・・・・まさに「小川ワールド」です。
石田衣良 「LAST]
「娼年」 初めて石田衣良読みました。今までの印象は、かっこつけてるおじさん
(ファンの方ごめんなさい)でした、だって、いつもインタビュー記事の時必ず自室の本箱にさりげなく
お洒落なCDジャケットディスプレイしてその前のソファに座って写真に写ってる、なんかけなげな
スノッブな人だなあ・・なんて勝手な思い込みで・・・・この2冊の小説、いい意味で裏切ってくれました。
私が勝手に思ってる石田さんの性格がよく現れてる、と感じましたし。これから又彼の小説は読みます、
きっと。かなり惹かれてしまったので・・・・
05.1.15
宮本輝 「錦繍」モーツアルト交響曲39番を底本(曲だから,底曲になるかな?)に、男女の愛憎を見事に書い
ていると思います。この本で宮本さんは「生きてる事と、死んでる事はもしかしたら同じことかもしれ
ない、そんな宇宙の不思議なからくりをモーツアルトは奏でてるのかも」と、モーツアルトという名前
の喫茶店の主人に言わせてますが・・宮本さんの小説は,色や、香りまでほのかに漂ってくるので
好きです。
村上春樹 「アフターダーク」うーーん、なんかちょっと期待はずれでした。ねじまき鳥、とテーマ似てますが、
あまり、私の想像力を刺激してくれなかったです。説明的過ぎるような、理路整然と分り易すぎる
ような・・・「カフカ」は好きだったのですが。先日、村上さんのお宅を雑誌で見ました。あまりにも
すっきり片付きすぎ!!ある程度は混沌としてる方がすきだなあ、全く個人的な好みですが。
あの部屋から生まれた小説という感じ。。
増田惠子 「あこがれ」ピンクレディのけいちゃんの自伝です。良かったです、この本読んで。ピンクレディ
元々すきなんですけど、もっと好きになったかも。殆どの歌、歌えますよ。ファンの方、又同年代の
方にお薦めです。
P.マッツァリーノ「反社会学講座」こんな名前だけど、きっと覆面で日本人が書いてるんでしょう。・読者を少し
レヴェル低く見てない?世の中ステレオタイプの人ばかりじゃないわよ、と思っちゃうところも
ありますが、でも読み手をそうだと限定して書いた、とみると、面白い内容も結構あるし、そんなに
悪くないかもしれません。
有元葉子 「暮らしを変えたい」いつもながらの有元節です。確かにこう暮らせると素敵でしょうけど・・・
京極夏彦 「百鬼夜行」京極初体験。これなら、私にも読めます、なかなか面白いわ、
あまりにも現実離れしてて・・・
篠田節子 「讃歌」 新聞小説です。毎日楽しみに読んでます
2004.11.22
杉浦さやか 「東京ホリディ」東京遊びのお供にいいわア。絵も可愛いし・・・
平松洋子 「わたしの台所手帖」日々の暮らしに参考になることが多い
村田信之 「ひまわり弁護士」パワーいっぱいの女性弁護士、この本、娘にも勧めてみましょう
別冊宝島編集部 「『村上春樹』が好き!」春樹ファンとしては読まなくちゃ。少しずつ読みます。
春樹本巡るワールドの話。
小沢征爾・大江健三郎 「同じ年に生まれて」お二人の芸術観や、人生観・・
似てるところもそうじゃない所も・・二人の素晴らしい芸術家のお話、
中々興味深いものあります・・
矢沢あいのコミック「NANA」娘と競って読んでます。彼女の絵がとても好き。「ご近所物語」はもっと好き・・
2004.9.26
小池真理子 「薔薇色のメランコリア」映画化するなら、エマは菅野美穂がいいな。
「天の刻」落ちが、予定調和すぎるような・・・
「瑠璃の海」小池さんらしい小説。
「欲望」彼女の小説ではこれがピカ一だと思います。
篠田節子 「逃避行」読後感、一言で言えば、やるせない・・・・です。
春江一也 「プラハの春上下」読み応えのある小説でした。人間のおろかさと、強さと、い
とおしさと、色んな感情がメロディ、歴史の流れが和声。登場人物の息使い
が感じられます。何年か前に行ったプラハの風景が目に浮かびました。
小川洋子 「ブラフマンの埋葬」・・・なんていとおしくて哀しいの・・色彩や、風や、音が感じられ、
風味豊かな(こんな表現ないかも・・)小説だと思いました。
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